【先生。イエスにお目にかかりたいのですが(ヨハネ12:21】
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 1 さて、アンテオケには、そこにある教会に、バルナバ、ニゲルと呼ばれるシメオン、クレネ人ルキオ、国主ヘロデの乳兄弟マナエン、サウロなどという預言者や教師がいた。 2 彼らが主を礼拝し、断食をしていると、聖霊が、「バルナバとサウロをわたしのために聖別して、わたしが召した任務につかせなさい」と言われた。 3 そこで彼らは、断食と祈りをして、ふたりの上に手を置いてから、送り出した。 4 ふたりは聖霊に遣わされて、セルキヤに下り、そこから舟でキプロスに渡った。 5 サラミスに着くと、ユダヤ人の諸会堂で神のことばを宣べ始めた。彼らはヨハネを助手として連れていた。 6 島全体を巡回して、パポスまで行ったところに、にせ預言者で、名をバルイエスというユダヤ人の魔術師に出会った。 7 この男は地方総督セルギオ・パウロのもとにいた。この総督は賢明な人であって、バルナバとサウロを招いて、神のことばを聞きたいと思っていた。 8 ところが、魔術師エルマ(エルマという名を訳すと魔術師)は、ふたりに反対して、総督を振興の道から遠ざけようとした。 9 しかし、サウロ、別名でパウロは、聖霊に満たされ、彼をにらみつけて、 10 言った。「ああ、あらゆる偽りとよこしまに満ちた者、悪魔の子、すべての正義の敵。おまえは、主のまっすぐな道を曲げることをやめないのか。 11 見よ。主の御手が今、おまえの上にある。おまえは盲目になって、しばらくの間、日の光を見ることができなくなる」と言った。するとたちまち、かすみとやみがかれをおおったので、彼は手を引いてくれる人を捜し回った。 12 この出来事を見た総督は、主の教えに驚嘆して信仰に入った。 13 パウロの一行は、パポスから船出して、パンフリヤのベルガに渡った。ここでヨハネは一行から離れて、エルサレムに帰った。 14 しかし彼らは、ベルガから進んでピシデヤのアンテオケに行き、安息日に会堂に入って席に着いた。 15 律法と預言者の朗読があって後、会堂の管理者たちが、彼らのところに人をやってこう言わせた。「兄弟たち。あなたがたのうちのどなたか、この人たちのために奨励のことばがあったら、どうぞお話しください。」 16 そこでパウロが立ち上がり、手を振りながら言った。「イスラエルの人たち。ならびに神を恐れかしこむ方々。よく聞いてください。」 17 この民イスラエルの神は、私たちの父祖たちを選び、民がエジプトの地に滞在していた間にこれを強大にし、御腕を高く上げて、彼らをその地から導き出してくださいました。 18 そして約40年間、荒野で彼らを耐え忍ばれました。 19 それからカナンの地で、七つの民を滅ぼし、その地を相続財産として分配されました。これが、約450年間のことです。 20 その後、預言者サムエルの時代までは、さばき人たちをお遣わしになりました。 21 それから彼らが王をほしがったので、神はベニヤミン族の人、キスの子サウロを40年間お与えになりました。 22 それから、彼を退けて、ダビデを立てて王とされましたが、このダビデについてあかしして、こう言われました。『わたしはエッサイの子ダビデを見いだした。彼はわたしの心にかなった者で、わたしのこころを余すところなく実行する。』 23 神は、このダビデの子孫から、約束に従って、イスラエルに救い主イエスをお送りになりました。 24 この方がおいでになる前に、ヨハネがイスラエルのすべての民に、前もって悔い改めのバプテスマを宣べ伝えていました。 25 ヨハネは、その一生を終えようとするころ、こう言いました。『あなたがたは、私をだれと思うのですか。私はその方ではありません。ご覧なさい。その方は私のあとからおいでになります。私は、その方のくつのひもを解く値うちもありません。』 26 兄弟の方々、アブラハムの子孫の方々、この救いのことばは、私たちに送られているのです。 27 エルサレムに住む人々とその指導者たちは、このイエスを認めず、また安息日ごとに読まれる預言者のことばを理解せず、イエスを罪に定めて、その預言を成就させてしまいました。 28 そして、死罪に当たる何の理由も見いだせなかったのに、イエスを殺すことをピラトに強要したのです。 29 こうして、イエスについて書いてあることを全部成し終えて後、イエスを十字架から取り降ろして墓の中に納めました。 30 しかし、神はこの方を死者の中からよみがえらせたのです。 31 イエスは幾日にもわたり、ご自分といっしょにガリラヤからエルサレムに上った人たちに、現れました。きょう、その人たちがこの民に対してイエスの証人となっています。 32 私たちは、神が父祖たちに対してなされた約束について、あなたがたに良い知らせをしているのです。 33 神は、イエスをよみがえらせ、それによって、私たち子孫にその約束を果たされました。詩篇の第二篇に『あなたは、わたしの子。きょう、わたしがあなたを生んだ』と書いてあるとおりです。 34 神がイエスを死者の中からよみがえらせて、もはや朽ちることのない方とされたことについては、、『わたしはダビデに約束した聖なる確かな祝福を、あなたがたに与える』というように言われていました。 35 ですから、ほかの所でこう言っておられます。『あなたがたは、あなたの聖者を朽ち果てるままにはしておかれない。』 36 ダビデは、その生きていた時代において神のみこころに仕えて後、死んで父祖たちの仲間に加えられ、ついに朽ち果てました。 37 しかし、神がよみがえらせた方は、朽ちることがありませんでした。 38 ですから、兄弟たち。あなたがたに罪の赦しが宣べられているのはこの方によるということを、よく知っておいてください。 39 モーセの律法によっては解放されることのできなかったすべての点について、信じる者はみな、この方によって、解放されるのです。 40 ですから、預言者に言われているような事が、あなたがたの上に起こらないように気をつけなさい。 41 『見よ。あざける者たち。驚け。そして滅びよ。わたしはおまえたちの時代に一つのことをする。それは、おまえたちに、どんなに説明しても、とうてい信じられないほどのことである。』」 42 ふたりが会堂を出るとき、人々は、次の安息日にも同じことについて話してくれるように頼んだ。 43 会堂の集会が終わってからも、多くのユダヤ人と神を敬う改宗者たちが、パウロとバルナバについて来たので、ふたりは彼らを話し合って、いつまでも神の恵みにとどまっているように勧めた。 44 次の安息日には、ほとんど町中の人が、神のことばを聴きに集まって来た。 45 しかし、この群集を見たユダヤ人たちは、ねたみに燃え、パウロの話に反対して、口ぎたなくののしった。 46 そこでパウロとバルナバは、はっきりとこう宣言した。「神のことばは、まずあなたがたに語られなければならなかったのです。しかし、あなたがたはそれを拒んで、自分自身を永遠のいのちにふさわしくない者と決めたのです。見なさい。私たちは、これからは異邦人のほうへ向かいます。 47 なぜなら、主は私たちに、こう命じておられるからです。『わたしはあなたを立てて、異邦人の光とした。あなたが地の果てまでも救いをもたらすためである。』」 48 異邦人たちは、それを聞いて喜び、主のみことばを賛美した。そして、永遠のいのちに定められていた人たちは、みな、信仰に入った。 49 こうして、主のみことばは、この地方全体に広まった。 50 ところが、ユダヤ人たちは、神を敬う貴婦人たちや町の有力者たちを扇動して、パウロとバルナバを迫害させ、ふたりをその地方から追い出した。 51 ふたりは、彼らに対して足のちりを払い落として、イコニオムへ行った。 52 弟子たちは喜びと聖霊に満たされていた。 PR 1 そのころ、ヘロデ王は、教会の中のある人々を苦しめようとして、その手を伸ばし、 2 ヨハネの兄弟ヤコブを剣で殺した。 3 それがユダヤ人の気に入ったのを見て、次にはペテロをも捕らえにかかった。それは、種なしパンの祝いの時期でもあった。 4 ヘロデはペテロを捕らえて牢に入れ、四人一組の兵士四組に引き渡して監視させた。それは、過越の祭りの後に、民の前に引き出す考えであったからである。 5 こうしてペテロは牢に閉じ込められていた。教会は彼のために熱心に祈り続けていた。 6 ところでヘロデが彼を引き出そうとしていた日の前夜、ペテロは二本の鎖につながれてふたりの兵士の間で寝ており、戸口には番兵たちが牢を監視していた。 7 すると突然、主の御使いが現れ、光が牢を照らした。身使いはペテロのわき腹をたたいて彼を起こし、「急いで立ち上がりなさい」と言った。すると、鎖が彼の手から落ちた。 8 そして御使いが、「帯を締めて、くつをはきなさい」と言うので、彼はそのとおりにした。すると、「上着を着て、私について来なさい」と言った。 9 そこで、外に出て、御使いについて行った。彼には御使いのしている事が現実の事だとはわからず、幻を見ているのだと思われた。 10 彼らが、第一、第二の衛所を通り、町に通じる鉄の門まで来ると、門がひとりでに開いた。そこで、彼らは外に出て、ある通りを進んで行くと、御使いは、たちまち彼を離れた。 11 そのとき、ペテロは我に返って言った。「今、確かにわかった。主は御使いを遣わして、ヘロデの手から、また、ユダヤ人たちが待ち構えていたすべての災いから、私を救い出してくださったのだ。」 12 こうとわかったので、ペテロは、マルコと呼ばれているヨハネの母マリヤの家へ行った。そこには大ぜいの人が集まって、祈っていた。 13 彼が入口の戸をたたくと、ロダという女中が対応に出て来た。 14 ところが、ペテロの声だとわかると、喜びのあまり門をあけもしないで、奥へ駆け込み、ペテロが門の外に立っていることをみなに知らせた。 15 彼らは、「あなたは気が狂っているのだ」と言ったが、彼女はほんとうだと言い張った。そこで彼らは、「それは彼の御使いだ」と言っていた。 16 しかし、ペテロはたたき続けていた。彼らが門をあけると、そこにペテロがいたので、非常に驚いた。 17 しかし彼は、手ぶりで彼らを静かにさせ、主がどのようにして牢から救い出してくださったかを、彼らに話して聞かせた。それから、「このことをヤコブと兄弟たちに知らせてください」と言って、ほかの所へ出て行った。 18 さて、朝になると、ペテロはどうなったのかと、兵士たちの間に大騒ぎが起こった。 19 ヘロデは彼を捜したが見つけることができないので、番兵たちを取り調べ、彼らを処刑するように命じ、そして、ユダヤからカイザリヤに下って行って、そこに滞在した。 20 さて、ヘロデはツロとシドンの人々に対して強い敵意を抱いていた。そこで彼はみなでそろって彼をたずね、王の侍従ブラストに取り入って和解を求めた。その地方は王の国から食糧を得ていたからである。 21 定められた日に、ヘロデは王服を着けて、王座に着き、彼らに向かって演説を始めた。 22 そこで民衆は、「神の声だ。人間の声ではない」と叫び続けた。 23 するとたちまち、主の使いがヘロデを打った。ヘロデが神に栄光を帰さなかったからである。彼は虫にかまれて息が絶えた。 24 主のみことばは、ますます盛んになり、広まって行った。 25 任務を果たしたバルナバとサウロは、マルコと呼ばれるヨハネを連れて、エルサレムから帰って来た。 1 さて、使徒たちやユダヤにいる兄弟たちは、異邦人たちも神のみことばを受け入れた、ということを耳にした。 2 そこで、ペテロがエルサレムに上ったとき、割礼を受けた者たちは、彼を非難して、 3 「あなたは割礼のない人々のところに行って、彼らといっしょに食事をした」と言った。 4 そこでペテロは口を開いて、事の次第を順序正しく説明して言った。 5 「私がヨッパの町で祈っていると、うっとりと夢ごこちになり、幻を見ました。四隅をつり下げられた大きな敷布のような入れ物が天から降りて来て、私のところに届いたのです。 6 その中をよく見ると、地の四つ足の獣、野獣、はうもの、空の鳥などが見えました。 7 そして、『ペテロ。さあ、ほふって食べなさい』という声を聞きました。 8 しかし私は、『主よ。それはできません。私はまだ一度も、きよくない物や汚れた物を食べたことがありません』と言いました。 9 すると、もう一度天から声がして、『神がきよめた物を、きよくないと言ってはならない』というお答えがありました。」 10 こんなことが三回あって後、全部の物がまた天へ引き上げられました。 11 すると、どうでしょう。ちょうどそのとき、カイザリヤから私のところへ遣わされた三人の人が、私たちのいた家の前に来ていました。 12 そして御霊は私に、ためらわずにその人たちといっしょに行くように、と言われました。そこで、この六人の兄弟たちも私に同行して、私たちはその人の家に入って行きました。 13 その人が私たちに告げたところによると、彼は御使いを見ましたが、御使いは彼の家の中に立って、『ヨッパに使いをやって、ペテロと呼ばれるシモンを招きなさい。 14 その人があなたとあなたの家にいるすべての人を救うことばを話してくれます』と言ったというのです。 15 そこで私が話し始めていると、聖霊が、あの最初のとき私たちにお下りになったと同じように、彼らの上にもお下りになったのです。 16 私はそのとき、主が、『ヨハネは水でバプテスマを授けたが、あなたがたは、聖霊によってバプテスマを授けられる』と言われたみことばを思い起こしました。 17 こういうわけですから、私たちが主イエス・キリストを信じたとき、神が私たちに下さったのと同じ賜物を、彼らにもお授けになったのなら、どうして私などが神のなさることを妨げることができましょう。」 18 人々はこれを聞いて沈黙し、「それでは、神は、いのちに至る悔い改めを異邦人にもお与えになったのだ」と言って、神をほめたたえた。 19 さて、ステパノのことから起こった迫害によって散らされた人々は、フェニキヤ、キプロス、アンテオケまでも進んで行ったが、ユダヤ人以外の者にはだれにも、みことばを語らなかった。 20 ところが、その中にキプロス人とクレネ人が幾人かいて、アンテオケに来てからギリシヤ人にも語りかけ、主イエスのことを宣べ伝えた。 21 そして、主の御手が彼らとともにあったので、大ぜいの人が信じて主に立ち返った。 22 この知らせが、エルサレムにある教会に聞こえたので、彼らはバルナバをアンテオケに派遣した。 23 彼はそこに到着したとき、神の恵みを見て喜び、みなが心を固く保って、常に主にとどまっているようにと励ました。 24 彼はりっぱな人物で、聖霊と信仰に満ちている人であった。こうして、大ぜいの人が主に導かれた。 25 バルナバはサウロを捜しにタルソへ行き、 26 彼に会って、アンテオケに連れて来た。そして、まる一年の間、彼らは教会に集まり、大ぜいの人たちを教えた。弟子たちは、アンテオケで初めて、キリスト者と呼ばれるようになった。 27 そのころ、預言者たちがエルサレムからアンテオケに下って来た。 28 その中のひとりでアガポという人が立って、世界中に大ききんが起こると御霊によって預言したが、はたしてそれがクラウデオの治世に起こった。 29 そこで、弟子たちは、それぞれの力に応じて、ユダヤに住んでいる兄弟たちに救援の物を送ることに決めた。 30 彼らはそれを実行して、バルナバとサウロの手によって長老たちに送った。 1 さて、カイザリヤにコルネリオという人がいて、イタリヤ隊という部隊の百人隊長であった。 2 彼は敬虔な人で、全家族とともに神を恐れかしこみ、ユダヤの人々に多くの施しをなし、いつも神に祈りをしていたが、 3 ある日の午後三時ごろ、幻の中で、はっきりと神の御使いを見た。御使いは彼のところに来て、「コルネリオ」と呼んだ。 4 彼は、御使いを見つめていると、恐ろしくなって、「主よ。何でしょうか」と答えた。すると御使いはこう言った。「あなたの祈りと施しは神の前に立ち上って、覚えられています。 5 さあ今、ヨッパに人をやって、シモンという人を招きなさい。彼の名はペテロとも呼ばれています。 6 この人は皮なめしのシモンという人の家に泊まっていますが、その家は海べにあります。」 7 御使いが彼にこう語って立ち去ると、コルネリオはそのしもべたちの中のふたりと、側近の部下の中の敬虔な兵士ひとりとを呼び寄せ、 8 全部のことを説明してから、彼らをヨッパへ遣わした。 9 その翌日、この人たちが旅を続けて、町の近くまで来たころ、ペテロは祈りをするために屋上に上った。昼の十二時ごろであった。 10 すると彼は非常に空腹を覚え、食事をしたくなった。ところが、食事が用意されている間に、彼はうっとりと夢ごこちになった。 11 見ると、天が開けており、大きな敷布のような入れ物が、四隅をつるされて地上に降りて来た。 12 その中には、地上のあらゆる種類の四つ足の動物や、はうもの、また、空の鳥などがいた。 13 そして、彼に、「ペテロ。さあ、ほふって食べなさい」という声が聞こえた。 14 しかしペテロは言った。「主よ。それはできません。私はまだ一度も、きよくない物や汚れた物を食べたことがありません。」 15 すると、再び声があって、彼にこう言った。「神がきよめた物を、きよくないと言ってはならない。」 16 こんなことが三回あって後、その入れ物はすぐ天に引き上げられた。 17 ペテロが、いま見た幻はいったいどういうことだろう、と思い惑っていると、ちょうどそのとき、コルネリオから遣わされた人たちが、シモンの家をたずね当てて、その門口に立っていた。 18 そして、声をかけて、ペテロと呼ばれるシモンという人がここに泊まっているだろうかと尋ねていた。 19 ペテロが幻について思いを巡らしているとき、御霊が彼にこう言われた。「見なさい。三人の人があなたをたずねて来ています。 20 さあ、下に降りて行って、ためらわずに、彼らといっしょに行きなさい。彼らを遣わしたのはわたしです。」 21 そこでペテロは、その人たちのところへ降りて行って、こう言った。「あなたがたのたずねているペテロは、私です。どんなご用でおいでになったのですか。」 22 すると彼らはこう言った。「百人隊長コルネリオという正しい人で、神を恐れかしこみ、ユダヤの全国民に評判の良い人が、あなたを自分の家にお招きして、あなたからお話を聞くように、聖なる御使いによって示されました。」 23 それで、ペテロは、彼らを中に入れて泊まらせた。明くる日、ペテロは、立って彼らといっしょに出かけた。ヨッパの兄弟たちも数人同行した。 24 その翌日、彼らはカイザリヤに着いた。コルネリオは、親族や親しい友人たちを呼び集め、彼らを待っていた。 25 ペテロが着くと、コルネリオは出迎えて、彼の足もとにひれ伏して拝んだ。 26 するとペテロは彼を起こして。「お立ちなさい。私もひとりの人間です」と言った。 27 それから、コルネリオとことばをかわしながら家に入り、多くの人が集まっているのを見て、 28 彼らにこう言った。「ご承知のとおり、ユダヤ人が外国人の仲間に入ったり、訪問したりするのは、律法にかなわないことです。ところが、神は私に、どんな人のことでも、きよくないとか、汚れているとか言ってはならないことを示してくださいました。 29 それで、お迎えを受けたとき、ためらわずに来たのです。そこで、お尋ねしますが、あなたがたは、いったいどういうわけで私をお招きになったのですか。」 30 するとコルネリオがこう言った。「四日前のこの時刻に、私が家で午後三時の祈りをしていますと、どうでしょう、輝いた衣を着た人が、私の前に立って、 31 こう言いました。『コルネリオ。あなたの祈りは聞き入れられ、あなたの施しは神の前に覚えられている。 32 それで、ヨッパに人をやってシモンを招きなさい。彼の名はペテロとも呼ばれている。この人は海べにある、皮なめしのシモンの家に泊まっている。』 33 それで、私はすぐあなたのところへ人を送ったのですが、よくおいでくださいました。いま私たちは、主があなたにお命じになったすべてのことを伺おうとして、みな神の御前に出ております。」 34 そこでペテロは、口を開いてこう言った。「これで私は、はっきりわかりました。神はかたよったことをなさらず、 35 どの国の人であっても、神を恐れかしこみ、正義を行う人なら、神に受け入れられるのです。 36 神はイエス・キリストによって、平和を宣べ伝え、イスラエルの子孫にみことばをお送りになりました。このイエス・キリストはすべての人の主です。 37 あなたがたは、ヨハネが宣べ伝えたバプテスマの後、ガリラヤから始まって、ユダヤ全土に起こった事がらを、よくご存じです。 38 それは、ナザレのイエスのことです。神はこの方に聖霊と力を注がれました。このイエスは、神がともにおられたので、巡り歩いて良いわざをなし、また悪魔に制せられているすべての者をいやされました。 39 私たちは、イエスがユダヤ人の地とエルサレムとで行われたすべてのことの証人です。人々はこの方を木にかけて殺しました。 40 しかし、神はこのイエスを三日目によみがえらせ、現れさせてくださいました。 41 しかし、それはすべての人々にではなく、神によって前もって選ばれた証人である私たちにです。私たちは、イエスが死者の中からよみがえられて後、ごいっしょに食事をしました。 42 イエスは私たちに命じて、このイエスこそ生きている者と死んだ者とのさばき主として、神によって定められた方であることを人々に宣べ伝え、そのあかしをするように、言われたのです。 43 イエスについては、預言者たちもみな、この方を信じる者はだれでも、その名によって罪の赦しが受けられる、とあかししています。」 44 ペテロがなおもこられのことばを話し続けているとき、みことばに耳を傾けていたすべての人々に、聖霊がお下りになった。 45 割礼を受けている信者で、ペテロといっしょに来た人たちは、異邦人にも聖霊の賜物が注がれたので驚いた。 46 彼らが異言を話し、神を賛美するのを聞いたからである。そこでペテロはこう言った。 47 「この人たちは、私たちと同じように、聖霊を受けたのですから、いったいだれが、水をさし止めて、この人たちにバプテスマをうけさせないようにすることができましょうか。 48 そして、イエス・キリストの御名によってバプテスマを受けるように彼らに命じた。彼らは、ペテロに数日間滞在するように願った。
使徒の働き 9章
1 さてサウロは、なおも主の弟子たちに対する脅かしと殺害の意に燃えて、大祭司のところに行き、 2 ダマスコの諸会堂あての手紙を書いてくれるよう頼んだ。それは、この道の者であれば男でも女でも、見つけ次第縛り上げてエルサレムに引いて来るためであった。 3 ところが、道を進んで行って、ダマスコの近くまで来たとき、突然、天からの光が彼を巡り照らした。 4 彼は地に倒れて、「サウロ、サウロ。なぜわたしを迫害するのか」という声を聞いた。 5 彼が、「主よ。あなたはどなたですか」と言うと、お答えがあった。わたしは、あなたが迫害しているイエスである。 6 立ち上がって、町に入りなさい。そうすれば、あなたのしなければならないことが告げられるはずです。」 7 同行していた人たちは、声は聞こえても、だれも見えないので、ものも言えずに立っていた。 8 サウロは地面から立ち上がったが、目は開いていても何も見えなかった。そこで人々は彼の手を引いて、ダマスコへ連れて行った。 9 彼は三日の間、目が見えず、また飲み食いもしなかった。 10 さて、ダマスコにアナニヤという弟子がいた。主が彼に幻の中で「アナニヤよ」と言われたので、「主よ。ここにおります」と答えた。 11 すると主はこう言われた。「立って、『まっすぐ』という街路に行き、サウロというタルソ人をユダの家に尋ねなさい。そこで、彼は祈っています。 12 彼は、アナニヤという者が入って来て、自分の上に手を置くと、目が再び見えるようになるのを、幻で見たのです。」 13 しかし、アナニヤはこう答えた。「主よ。私は多くの人々から、この人がエルサレムで、あなたの生徒たちにどんなにひどいことをしたかを聞きました。 14 彼はここでも、あなたの御名を呼ぶ者たちをみな捕縛する権限を、祭司長たちから授けられているのです。」 15 しかし、主はこう言われた。「行きなさい。あの人はわたしの名を、異邦人、王たち、イスラエルの子孫の前に運ぶ、わたしの選びの器です。 16 彼がわたしの名のために、どんなに苦しまなければならないかを、わたしは彼に示すつもりです。」 17 そこでアナニヤは出かけて行って、その家に入り、サウロの上に手を置いてこう言った。「兄弟サウロ。あなたの来る途中、あなたに現れた主イエスが、私を遣わされました。あなたが再び見えるようになり、聖霊に満たされるためです。」 18 するとただちに、サウロの目からうろこのような物が落ちて、目が見えるようになった。彼は立ち上がって、バプテスマを受け、 19 食事をして元気づいた。サウロは数日の間、ダマスコの弟子たちとともにいた。 20 そしてただちに、諸会堂で、イエスは神の子であると宣べ伝え始めた。 21 これを聞いた人々はみな、驚いてこう言った。「この人はエルサレムで、この御名を呼ぶ者たちを滅ぼした者ではありませんか。ここへやって来たのも、彼らを縛って、祭司長たちのところへ引いて行くためではないのですか。」 22 しかしサウロはますます力を増し、イエスがキリストであることを証明して、ダマスコに住むユダヤ人たちをうろたえさせた。 23 多くの日数がたって後、ユダヤ人たちはサウロを殺す相談をしたが、 24 その陰謀はサウロに知られてしまった。彼らはサウロを殺してしまおうと、昼も夜も町の門を全部見張っていた。 25 そこで、彼の弟子たちは、夜中に彼をかごに乗せ、町の城壁伝いにつり降ろした。 26 サウロはエルサレムに着いて、弟子たちの仲間に入ろうと試みたが、みなは彼を弟子だとは信じないで、恐れていた。 27 ところが、バルナバは彼を引き受けて、使徒たちのところへ連れて行き、彼がダマスコへ行く途中で主を見た様子や、主が彼に向かって語られたこと、また彼がダマスコでイエスの御名を大胆に宣べた様子などを彼らに説明した。 28 それからサウロは、エルサレムで弟子たちとともにいて自由に出はいりし、主の御名によって大胆に語った。 29 そして、ギリシヤ語を使うユダヤ人たちと語ったり、論じたりしていた。しかし、彼らはサウロを殺そうとねらっていた。 30 兄弟たちはそれと知って、彼をカイザリヤに連れて下り、タルソへ送り出した。 31 こうして教会は、ユダヤ、ガリラヤ、サマリヤの全地にわたり築き上げられて平安を保ち、主を恐れかしこみ、聖霊に励まされて前進し続けたので、信者の数がふえて行った。 32 さて、ペテロはあらゆる所を巡回したが、ルダに住む聖徒たちのところへも下って行った。 33 彼はそこで、八年の間も床に着いているアイネヤという人に出会った。彼は中風であった。 34 ペテロは彼にこう言った。「アイネヤ。イエス・キリストがあなたをいやしてくださるのです。立ち上がりなさい。そして自分で床を整えなさい。」すると彼はただちに立ち上がった。 35 ルダとサロンに住む人々はみな、アイネヤを見て、主に立ち返った。 36 ヨッパにタビタ(ギリシヤ語に訳せば、ドルカス)という女の弟子がいた。この女は、多くの良いわざと施しをしていた。 37 ところが、そのころ彼女は病気になって死に、人々はその遺体を洗って、屋上の間に置いた。 38 ルダはヨッパに近かったので、弟子たちは、ペテロがそこにいると聞いて、人をふたり彼のところへ送って、「すぐに来てください」と頼んだ。 39 そこでペテロは立って、いっしょに出かけた。ペテロが到着すると、彼らは屋上の間に案内した。やもめたちはみな泣きながら、彼のそばに来て、ドルカスがいっしょにいたころ作ってくれた下着や上着の数々を見せるのであった。 40 ペテロはみなの者を外に出し、ひざまずいて祈った。そしてその遺体のほうを向いて、「タビタ。起きなさい」と言った。すると彼女は目をあけ、ペテロを見て起き上がった。 41 そこで、ペテロは手を貸して彼女を立たせた。そして聖徒たちとやもめたちとを呼んで、生きている彼女を見せた。 42 このことがヨッパ中に知れ渡り、多くの人々が主を信じた。 43 そして、ペテロはしばらくの間、ヨッパで、皮なめしのシモンという人の家に泊まっていた。 |
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