【先生。イエスにお目にかかりたいのですが(ヨハネ12:21】
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 1 さて、ある人々がユダヤから下って来て、兄弟たちに、「モーセの慣習に従って割礼を受けなければ、あなたがたは救われない」と教えていた。 2 そしてパウロやバルナバと彼らとの間に激しい対立と論争が生じたので、パウロとバルナバと、その仲間のうちの幾人かが、この問題について使徒たちや長老たちと話し合うために、エルサレムに上ることになった。 3 彼らは教会の人々に見送られ、フェニキヤとサマリヤを通る道々で、異邦人の改宗のことを詳しく話したので、すべての兄弟たちに大きな喜びをもたらした。 4 エルサレムに着くと、彼らは教会と使徒たちと長老たちに迎えられ、神が彼らとともにいて行われたことを、みなに報告した。 5 しかし、パリサイ派の者で信者になった人々が立ち上がり、「異邦人にも割礼を受けさせ、また、モーセの律法を守ることを命じるべきである」と言った。 6 そこで使徒たちと長老たちは、この問題を検討するために集まった。 7 激しい論争があって後、ペテロが立ち上がって言った。「兄弟たち。ご存じのとおり、神は初めのころ、あなたがたの間で事をお決めになり、異邦人が私の口から福音のことばを聞いて信じるようにされたのです。 8 そして、人の心の中を知っておられる神は、私たちに与えられたと同じように異邦人にも聖霊を与えて、彼らのためにあかしをし、 9 私たちと彼らとに何の差別もつけず、彼らの心を信仰によってきよめてくださったのです。 10 それなのに、なぜ、今あなたがたは、私たちの父祖たちも私たちも負いきれなかったくびきを、あの弟子たちの首に掛けて、神を試みようとするのです。 11 私たちが主イエスの恵みによって救われたことを私たちは信じますが、あの人たちもそうなのです。」 12 すると、全会衆は沈黙してしまった。そして、バルナバとパウロが、彼らを通して神が異邦人の間で行われたしるしと不思議なわざについて話すのに、耳を傾けた。 13 ふたりが話し終えると、ヤコブがこう言った。「兄弟たち。私の言うことを聞いてください。 14 神が初めに、どのように異邦人を顧みて、その中から御名をもって呼ばれる民をお召しになったかは、シメオンが説明したとおりです。 15 預言者たちのことばもこれと一致しており、それにはこう書いてあります。 16 『この後、わたしは帰って来て、倒れたダビデの幕屋を建て直す。すなわち、廃墟と化した幕屋を建て直し、それを元どおりにする。 17 それは、残った人々、すなわち、わたしの名で呼ばれる異邦人がみな、主を求めるようになるためである。 18 大昔からこれらのことを知らせておられる主が、こう言われる。』 19 そこで、私の判断では、神に立ち返る異邦人を悩ませてはいけません。 20 ただ、偶像に供えて汚れた物と不品行と絞め殺した物と血とを避けるように書き送るべきだと思います。 21 昔から、町ごとにモーセの律法を宣べる者がいて、それが安息日ごとに諸教会で読まれているからです。」 22 そこで使徒たちと長老たち、また、全教会もともに、彼らの中から人を選んで、パウロやバルナバといっしょにアンテオケへ送ることを決議した。選ばれたのは兄弟たちの中の指導者たちで、バルサバと呼ばれるユダおよびシラスであった。 23 彼らはこの人たちに託して、こう書き送った。「兄弟である使徒および長老たちは、アンテオケ、シリヤ、キリキヤにいる異邦人の兄弟たちに、あいさつをいたします。 24 私たちの中のある者たちが、私たちからは何も指示を受けていないのに、いろいろなことを言ってあなたがたを動揺させ、あなたがたの心を乱したことを聞きました。 25 そこで、私たちは人々を選び、私たちの愛するバルナバおよびパウロといっしょに、あなたがたのところへ送ることに衆議一決しました。 26 このバルナバとパウロは、私たちの主イエス・キリストの御名のために、いのちを投げ出した人たちです。 27 こういうわけで、私たちはユダとシラスを送りました。彼らは口頭で同じ趣旨のことを伝えるはずです。 28 聖霊と私たちは、次のぜひ必要な事のほかは、あなたがたにその上、どんな重荷も負わせないことに決めました。 29 すなわち、偶像に供えた物と、血と、絞め殺した物と、不品行とを避けることです。これらのことを注意深く避けていれば、それで結構です。以上。」 30 さて、一行は送り出されて、アンテオケに下り、教会の人々を集めて、手紙を手渡した。 31 それを呼んだ人々は、その励ましによって喜んだ。 32 ユダもシラスも預言者であったので、多くのことばをもって兄弟たちを励まし、また力づけた。 33 彼らは、しばらく滞在して後、兄弟たちの平安のあいさつに送られて、彼らを送り出した人々のところへ帰って行った。 34 (異本)しかし、シラスはそこにとどまることに決めた 35 パウロとバルナバはアンテオケにとどまって、ほかの多くの人々とともに、主のみことばを教え、宣べ伝えた。 36 幾日かたって後、パウロはバルナバにこう言った。「先に主のことばを伝えたすべての町々の兄弟たちのところに、またたずねて行って、どうしているか見て来ようではありませんか。」 37 ところが、バルナバは、マルコとも呼ばれるヨハネもいっしょに連れて行くつもりであった。 38 しかしパウロは、パンフリヤで一行から離れてしまい、仕事のために同行しなかったような者はいっしょに連れて行かないほうがよいと考えた。 39 そして激しい反目となり、その結果、互いに別行動をとることになって、バルナバはマルコを連れて、船でキプロスに渡って行った。 40 パウロはシラスを選び、兄弟たちから主の恵みにゆだねられて出発したい。 41 そして、シリヤおよびキリキヤを通り、諸教会を力づけた。 PR 1 イコニオムでも、ふたりは連れ立ってユダヤ人の会堂に入り、話をすると、ユダヤ人もギリシヤ人も大ぜいの人々が信仰に入った。 2 しかし、信じようとしないユダヤ人たちは、異邦人たちをそそのかして、兄弟たちに対して悪意を抱かせた。 3 それでも、ふたりは長らく滞在し、主によって大胆に語った。主は、彼らの手にしるしと不思議なわざを行わせ、御恵みのことばの証明をされた。 4 ところが、町の人々は二派に分かれ、ある者はユダヤ人の側につき、ある者は使徒たちの側についた。 5 異邦人とユダヤ人が彼らの指導者たちといっしょになって、使徒たちをはずかしめて、石打ちにしようと企てたとき、 6 ふたりはそれを知って、ルカオニヤの町であるルステラとデルベ、およびその付近の地方に難を避け、 7 そこで福音の宣教を続けた。 8 ルステラでのことであるが、ある足のきかない人がすわっていた。彼は生まれつき足のなえた人で、歩いたことがなかった。 9 この人がパウロの話すことに耳を傾けていた。パウロは彼に目を留め、いやされる信仰があるのを見て、 10 大声で、「自分の足で、まっすぐに立ちなさい」と言った。すると彼は飛び上がって、歩き出した。 11 パウロのしたことを見た群集は、声を張り上げ、ルカオニヤ語で、「神々が人間の姿をとって、私たちのところにお下りになったのだ」と言った。 12 そして、バルナバをゼウスと呼び、パウロがおもに話す人であったので、パウロをヘルメスと呼んだ。 13 すると、町の門の前にあるゼウス神殿の祭司は、雄牛数頭と花飾りを門の前に携えて来て、群集といっしょに、いけにえをささげようとした。 14 これが聞いた使徒たち、バルナバとパウロは、衣を裂いて、群集の中に駆け込み、叫びながら、 15 言った。「皆さん。どうしてこんなことをするのですか。私たちも皆さんと同じ人間です。そして、あなたがたがこのようなむなしいことを捨てて、天と地と海とその中にあるすべてのものをお造りになった生ける神に立ち返るように、福音を宣べ伝えている者たちです。 16 過ぎ去った時代には、神はあらゆる国の人々がそれぞれ自分の道を歩むことを許しておられました。 17 とはいえ、ご自身のことをあかししないでおられたのではありません。すなわち、恵みをもって、天から雨を降らせ、実りの季節を与え、食物と喜びとで、あなたがたの心を満たしてくださったのです。」 18 こう言って、ようやくのことで、群集が彼らにいけにえをささげるのをやめさせた。 19 ところが、アンテオケとイコニオムからユダヤ人たちが来て、群集を抱き込み、パウロを石打ちにし、死んだものと思って、町の外に引きずり出した。 20 しかし、弟子たちがパウロを取り囲んでいると、彼は立ち上がって町に入って行った。その翌日、彼はバルナバとともにデルベに向かった。 21 彼らはその町で福音を宣べ、多くの人を弟子としてから、ルステラとイコニオムとアンテオケとに引き返して、 22 弟子たちの心を強め、この信仰にしっかりとどまるように勧め、「私たちが神の国に入るには、多くの苦しみを経なければならない」と言った。 23 また、彼らのために教会ごとに長老たちを選び、断食をして祈って後、彼らをその信じていた主にゆだねた。 24 ふたりはピシデヤを通ってパンフリヤに着き、 25 ペルガでみことばを語ってから、アタリヤに下り、 26 そこから船でアンテオケに帰った。そこには彼らがいま成し遂げた働きのために、以前神の恵みにゆだねられて送り出された所であった。 27 そこに着くと、教会の人々を集め、神が彼らとともにいて行われたすべてのことと、異邦人に信仰の門を開いてくださったこととを報告した。 28 そして、彼らはかなり長い期間を弟子たちとともに過ごした。 1 さて、アンテオケには、そこにある教会に、バルナバ、ニゲルと呼ばれるシメオン、クレネ人ルキオ、国主ヘロデの乳兄弟マナエン、サウロなどという預言者や教師がいた。 2 彼らが主を礼拝し、断食をしていると、聖霊が、「バルナバとサウロをわたしのために聖別して、わたしが召した任務につかせなさい」と言われた。 3 そこで彼らは、断食と祈りをして、ふたりの上に手を置いてから、送り出した。 4 ふたりは聖霊に遣わされて、セルキヤに下り、そこから舟でキプロスに渡った。 5 サラミスに着くと、ユダヤ人の諸会堂で神のことばを宣べ始めた。彼らはヨハネを助手として連れていた。 6 島全体を巡回して、パポスまで行ったところに、にせ預言者で、名をバルイエスというユダヤ人の魔術師に出会った。 7 この男は地方総督セルギオ・パウロのもとにいた。この総督は賢明な人であって、バルナバとサウロを招いて、神のことばを聞きたいと思っていた。 8 ところが、魔術師エルマ(エルマという名を訳すと魔術師)は、ふたりに反対して、総督を振興の道から遠ざけようとした。 9 しかし、サウロ、別名でパウロは、聖霊に満たされ、彼をにらみつけて、 10 言った。「ああ、あらゆる偽りとよこしまに満ちた者、悪魔の子、すべての正義の敵。おまえは、主のまっすぐな道を曲げることをやめないのか。 11 見よ。主の御手が今、おまえの上にある。おまえは盲目になって、しばらくの間、日の光を見ることができなくなる」と言った。するとたちまち、かすみとやみがかれをおおったので、彼は手を引いてくれる人を捜し回った。 12 この出来事を見た総督は、主の教えに驚嘆して信仰に入った。 13 パウロの一行は、パポスから船出して、パンフリヤのベルガに渡った。ここでヨハネは一行から離れて、エルサレムに帰った。 14 しかし彼らは、ベルガから進んでピシデヤのアンテオケに行き、安息日に会堂に入って席に着いた。 15 律法と預言者の朗読があって後、会堂の管理者たちが、彼らのところに人をやってこう言わせた。「兄弟たち。あなたがたのうちのどなたか、この人たちのために奨励のことばがあったら、どうぞお話しください。」 16 そこでパウロが立ち上がり、手を振りながら言った。「イスラエルの人たち。ならびに神を恐れかしこむ方々。よく聞いてください。」 17 この民イスラエルの神は、私たちの父祖たちを選び、民がエジプトの地に滞在していた間にこれを強大にし、御腕を高く上げて、彼らをその地から導き出してくださいました。 18 そして約40年間、荒野で彼らを耐え忍ばれました。 19 それからカナンの地で、七つの民を滅ぼし、その地を相続財産として分配されました。これが、約450年間のことです。 20 その後、預言者サムエルの時代までは、さばき人たちをお遣わしになりました。 21 それから彼らが王をほしがったので、神はベニヤミン族の人、キスの子サウロを40年間お与えになりました。 22 それから、彼を退けて、ダビデを立てて王とされましたが、このダビデについてあかしして、こう言われました。『わたしはエッサイの子ダビデを見いだした。彼はわたしの心にかなった者で、わたしのこころを余すところなく実行する。』 23 神は、このダビデの子孫から、約束に従って、イスラエルに救い主イエスをお送りになりました。 24 この方がおいでになる前に、ヨハネがイスラエルのすべての民に、前もって悔い改めのバプテスマを宣べ伝えていました。 25 ヨハネは、その一生を終えようとするころ、こう言いました。『あなたがたは、私をだれと思うのですか。私はその方ではありません。ご覧なさい。その方は私のあとからおいでになります。私は、その方のくつのひもを解く値うちもありません。』 26 兄弟の方々、アブラハムの子孫の方々、この救いのことばは、私たちに送られているのです。 27 エルサレムに住む人々とその指導者たちは、このイエスを認めず、また安息日ごとに読まれる預言者のことばを理解せず、イエスを罪に定めて、その預言を成就させてしまいました。 28 そして、死罪に当たる何の理由も見いだせなかったのに、イエスを殺すことをピラトに強要したのです。 29 こうして、イエスについて書いてあることを全部成し終えて後、イエスを十字架から取り降ろして墓の中に納めました。 30 しかし、神はこの方を死者の中からよみがえらせたのです。 31 イエスは幾日にもわたり、ご自分といっしょにガリラヤからエルサレムに上った人たちに、現れました。きょう、その人たちがこの民に対してイエスの証人となっています。 32 私たちは、神が父祖たちに対してなされた約束について、あなたがたに良い知らせをしているのです。 33 神は、イエスをよみがえらせ、それによって、私たち子孫にその約束を果たされました。詩篇の第二篇に『あなたは、わたしの子。きょう、わたしがあなたを生んだ』と書いてあるとおりです。 34 神がイエスを死者の中からよみがえらせて、もはや朽ちることのない方とされたことについては、、『わたしはダビデに約束した聖なる確かな祝福を、あなたがたに与える』というように言われていました。 35 ですから、ほかの所でこう言っておられます。『あなたがたは、あなたの聖者を朽ち果てるままにはしておかれない。』 36 ダビデは、その生きていた時代において神のみこころに仕えて後、死んで父祖たちの仲間に加えられ、ついに朽ち果てました。 37 しかし、神がよみがえらせた方は、朽ちることがありませんでした。 38 ですから、兄弟たち。あなたがたに罪の赦しが宣べられているのはこの方によるということを、よく知っておいてください。 39 モーセの律法によっては解放されることのできなかったすべての点について、信じる者はみな、この方によって、解放されるのです。 40 ですから、預言者に言われているような事が、あなたがたの上に起こらないように気をつけなさい。 41 『見よ。あざける者たち。驚け。そして滅びよ。わたしはおまえたちの時代に一つのことをする。それは、おまえたちに、どんなに説明しても、とうてい信じられないほどのことである。』」 42 ふたりが会堂を出るとき、人々は、次の安息日にも同じことについて話してくれるように頼んだ。 43 会堂の集会が終わってからも、多くのユダヤ人と神を敬う改宗者たちが、パウロとバルナバについて来たので、ふたりは彼らを話し合って、いつまでも神の恵みにとどまっているように勧めた。 44 次の安息日には、ほとんど町中の人が、神のことばを聴きに集まって来た。 45 しかし、この群集を見たユダヤ人たちは、ねたみに燃え、パウロの話に反対して、口ぎたなくののしった。 46 そこでパウロとバルナバは、はっきりとこう宣言した。「神のことばは、まずあなたがたに語られなければならなかったのです。しかし、あなたがたはそれを拒んで、自分自身を永遠のいのちにふさわしくない者と決めたのです。見なさい。私たちは、これからは異邦人のほうへ向かいます。 47 なぜなら、主は私たちに、こう命じておられるからです。『わたしはあなたを立てて、異邦人の光とした。あなたが地の果てまでも救いをもたらすためである。』」 48 異邦人たちは、それを聞いて喜び、主のみことばを賛美した。そして、永遠のいのちに定められていた人たちは、みな、信仰に入った。 49 こうして、主のみことばは、この地方全体に広まった。 50 ところが、ユダヤ人たちは、神を敬う貴婦人たちや町の有力者たちを扇動して、パウロとバルナバを迫害させ、ふたりをその地方から追い出した。 51 ふたりは、彼らに対して足のちりを払い落として、イコニオムへ行った。 52 弟子たちは喜びと聖霊に満たされていた。 1 そのころ、ヘロデ王は、教会の中のある人々を苦しめようとして、その手を伸ばし、 2 ヨハネの兄弟ヤコブを剣で殺した。 3 それがユダヤ人の気に入ったのを見て、次にはペテロをも捕らえにかかった。それは、種なしパンの祝いの時期でもあった。 4 ヘロデはペテロを捕らえて牢に入れ、四人一組の兵士四組に引き渡して監視させた。それは、過越の祭りの後に、民の前に引き出す考えであったからである。 5 こうしてペテロは牢に閉じ込められていた。教会は彼のために熱心に祈り続けていた。 6 ところでヘロデが彼を引き出そうとしていた日の前夜、ペテロは二本の鎖につながれてふたりの兵士の間で寝ており、戸口には番兵たちが牢を監視していた。 7 すると突然、主の御使いが現れ、光が牢を照らした。身使いはペテロのわき腹をたたいて彼を起こし、「急いで立ち上がりなさい」と言った。すると、鎖が彼の手から落ちた。 8 そして御使いが、「帯を締めて、くつをはきなさい」と言うので、彼はそのとおりにした。すると、「上着を着て、私について来なさい」と言った。 9 そこで、外に出て、御使いについて行った。彼には御使いのしている事が現実の事だとはわからず、幻を見ているのだと思われた。 10 彼らが、第一、第二の衛所を通り、町に通じる鉄の門まで来ると、門がひとりでに開いた。そこで、彼らは外に出て、ある通りを進んで行くと、御使いは、たちまち彼を離れた。 11 そのとき、ペテロは我に返って言った。「今、確かにわかった。主は御使いを遣わして、ヘロデの手から、また、ユダヤ人たちが待ち構えていたすべての災いから、私を救い出してくださったのだ。」 12 こうとわかったので、ペテロは、マルコと呼ばれているヨハネの母マリヤの家へ行った。そこには大ぜいの人が集まって、祈っていた。 13 彼が入口の戸をたたくと、ロダという女中が対応に出て来た。 14 ところが、ペテロの声だとわかると、喜びのあまり門をあけもしないで、奥へ駆け込み、ペテロが門の外に立っていることをみなに知らせた。 15 彼らは、「あなたは気が狂っているのだ」と言ったが、彼女はほんとうだと言い張った。そこで彼らは、「それは彼の御使いだ」と言っていた。 16 しかし、ペテロはたたき続けていた。彼らが門をあけると、そこにペテロがいたので、非常に驚いた。 17 しかし彼は、手ぶりで彼らを静かにさせ、主がどのようにして牢から救い出してくださったかを、彼らに話して聞かせた。それから、「このことをヤコブと兄弟たちに知らせてください」と言って、ほかの所へ出て行った。 18 さて、朝になると、ペテロはどうなったのかと、兵士たちの間に大騒ぎが起こった。 19 ヘロデは彼を捜したが見つけることができないので、番兵たちを取り調べ、彼らを処刑するように命じ、そして、ユダヤからカイザリヤに下って行って、そこに滞在した。 20 さて、ヘロデはツロとシドンの人々に対して強い敵意を抱いていた。そこで彼はみなでそろって彼をたずね、王の侍従ブラストに取り入って和解を求めた。その地方は王の国から食糧を得ていたからである。 21 定められた日に、ヘロデは王服を着けて、王座に着き、彼らに向かって演説を始めた。 22 そこで民衆は、「神の声だ。人間の声ではない」と叫び続けた。 23 するとたちまち、主の使いがヘロデを打った。ヘロデが神に栄光を帰さなかったからである。彼は虫にかまれて息が絶えた。 24 主のみことばは、ますます盛んになり、広まって行った。 25 任務を果たしたバルナバとサウロは、マルコと呼ばれるヨハネを連れて、エルサレムから帰って来た。 1 さて、使徒たちやユダヤにいる兄弟たちは、異邦人たちも神のみことばを受け入れた、ということを耳にした。 2 そこで、ペテロがエルサレムに上ったとき、割礼を受けた者たちは、彼を非難して、 3 「あなたは割礼のない人々のところに行って、彼らといっしょに食事をした」と言った。 4 そこでペテロは口を開いて、事の次第を順序正しく説明して言った。 5 「私がヨッパの町で祈っていると、うっとりと夢ごこちになり、幻を見ました。四隅をつり下げられた大きな敷布のような入れ物が天から降りて来て、私のところに届いたのです。 6 その中をよく見ると、地の四つ足の獣、野獣、はうもの、空の鳥などが見えました。 7 そして、『ペテロ。さあ、ほふって食べなさい』という声を聞きました。 8 しかし私は、『主よ。それはできません。私はまだ一度も、きよくない物や汚れた物を食べたことがありません』と言いました。 9 すると、もう一度天から声がして、『神がきよめた物を、きよくないと言ってはならない』というお答えがありました。」 10 こんなことが三回あって後、全部の物がまた天へ引き上げられました。 11 すると、どうでしょう。ちょうどそのとき、カイザリヤから私のところへ遣わされた三人の人が、私たちのいた家の前に来ていました。 12 そして御霊は私に、ためらわずにその人たちといっしょに行くように、と言われました。そこで、この六人の兄弟たちも私に同行して、私たちはその人の家に入って行きました。 13 その人が私たちに告げたところによると、彼は御使いを見ましたが、御使いは彼の家の中に立って、『ヨッパに使いをやって、ペテロと呼ばれるシモンを招きなさい。 14 その人があなたとあなたの家にいるすべての人を救うことばを話してくれます』と言ったというのです。 15 そこで私が話し始めていると、聖霊が、あの最初のとき私たちにお下りになったと同じように、彼らの上にもお下りになったのです。 16 私はそのとき、主が、『ヨハネは水でバプテスマを授けたが、あなたがたは、聖霊によってバプテスマを授けられる』と言われたみことばを思い起こしました。 17 こういうわけですから、私たちが主イエス・キリストを信じたとき、神が私たちに下さったのと同じ賜物を、彼らにもお授けになったのなら、どうして私などが神のなさることを妨げることができましょう。」 18 人々はこれを聞いて沈黙し、「それでは、神は、いのちに至る悔い改めを異邦人にもお与えになったのだ」と言って、神をほめたたえた。 19 さて、ステパノのことから起こった迫害によって散らされた人々は、フェニキヤ、キプロス、アンテオケまでも進んで行ったが、ユダヤ人以外の者にはだれにも、みことばを語らなかった。 20 ところが、その中にキプロス人とクレネ人が幾人かいて、アンテオケに来てからギリシヤ人にも語りかけ、主イエスのことを宣べ伝えた。 21 そして、主の御手が彼らとともにあったので、大ぜいの人が信じて主に立ち返った。 22 この知らせが、エルサレムにある教会に聞こえたので、彼らはバルナバをアンテオケに派遣した。 23 彼はそこに到着したとき、神の恵みを見て喜び、みなが心を固く保って、常に主にとどまっているようにと励ました。 24 彼はりっぱな人物で、聖霊と信仰に満ちている人であった。こうして、大ぜいの人が主に導かれた。 25 バルナバはサウロを捜しにタルソへ行き、 26 彼に会って、アンテオケに連れて来た。そして、まる一年の間、彼らは教会に集まり、大ぜいの人たちを教えた。弟子たちは、アンテオケで初めて、キリスト者と呼ばれるようになった。 27 そのころ、預言者たちがエルサレムからアンテオケに下って来た。 28 その中のひとりでアガポという人が立って、世界中に大ききんが起こると御霊によって預言したが、はたしてそれがクラウデオの治世に起こった。 29 そこで、弟子たちは、それぞれの力に応じて、ユダヤに住んでいる兄弟たちに救援の物を送ることに決めた。 30 彼らはそれを実行して、バルナバとサウロの手によって長老たちに送った。 |
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